全ての介護施設に「肺炎を減らす口腔ケア」を広める
誤嚥性肺炎 ゼロプロジェクト
ゼロプロは、介護現場に正しい口腔ケア(ゼロプロ式口腔ケア)を届け、
高齢者の肺炎のほとんどを占める“誤嚥性肺炎”をゼロにすることを目指すプロジェクトです。
※本動画はセミナーの一部を抜粋しております。
完全版は口腔ケアセミナーDVDでご覧頂けます。
ゼロプロの仕組み
介護のチカラで
命を守れる。
いつまでも食べられる
お口づくり。
ゼロプロサポート内容
- 職員向けセミナー(初級・中級・上級)
- 実技確認テスト
- 定期的な口腔機能評価(3ヶ月に1度)
- 分析・フィードバック
- e-learning
- 口腔ケア記録システム
全てオンライン対応しています
なぜ「誤嚥性肺炎」をゼロにするのか
誤嚥性肺炎とは
誤嚥が原因の肺炎
誤嚥とは、口腔内の唾液や細菌、食べかすなどが誤って気管に入ってしまうことを表します。この誤嚥が原因で生じる肺炎を、誤嚥性肺炎と呼びます。
高齢者に多い
加齢によって飲み込む力が弱くなったり、唾液の分泌量が減少すると、この誤嚥を起こしやすくなり、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
本人も周りも苦しい
肺炎全般に言えることですが、その症状はとてもつらく、介助も大変なため、本人も周囲もとても苦しい思いを強いられることとなります。
数字で見る誤嚥性肺炎
死因第3位は「肺炎」(誤嚥性肺炎を含める)
高齢者の肺炎の7割以上は誤嚥性肺炎
厚労省の「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(※1)によると、令和元年の死因順位別死亡数は誤嚥性肺炎を含める肺炎が、第3位(9.8%)にとなっています。 また、70歳以上の高齢者の肺炎のうち7割以上が誤嚥性肺炎となっており、年齢があがるほど誤嚥性肺炎となる割合は増えていく傾向にあります。(※2)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai19/dl/kekka.pdf
※2出典:『高齢化に伴い増加する疾患への対応について』(厚生労働省)平成28年9月2日
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000135467.pdf
誤嚥性肺炎が及ぼす影響
介護施設で誤嚥性肺炎が発生すると…
- 誤嚥性肺炎
-
入所者の方々
高熱と咳き込みによる
大きな苦痛「死ぬより苦しい…」
-
職員の方々
肉体的・心理的負担の増加
/離職率の増加「何もしてあげられない…」
-
介護施設全体
入院・退去・死亡による
経済的ダメージ「施設を存続できるだろうか…」
-
社会全体
国の医療費の圧迫と
業界全体の閉塞感「介護の未来はどうなるのか…」
誤嚥性肺炎は、介護の現場に
大きな負の連鎖
を生み出しています。
この連鎖を「肺炎を減らす口腔ケア」で解決する
それが 誤嚥性肺炎ゼロプロジェクト
誤嚥性肺炎と口腔ケア
お口の健康が
身体の健康につながる
適切な口腔ケアが
誤嚥性肺炎の予防に与える効果は
以前より注目されていました。
歯科関係者が週1回の口腔ケア実施で
誤嚥性肺炎を約40%減らしました
口腔ケアにおける課題
介護現場での実践が
とても難しかった…
介護施設にとって口腔ケアは
「専門的な知識や技術が必要な業務」でした。
-
そもそもの定義が曖昧
口腔ケアの中にも、さまざまな種類や工程があるにもかかわらず、それら全てが「口腔ケア」という言葉で一括りにされてしまうことがあります。
-
目的別の体系が確立されていない
周術期の口腔ケア、放射線治療後の口腔ケア、認知症の口腔ケアといったように、対象や目的ごとに口腔ケアの方法は変わりますが、そうしたケースごとの方法が体系化・確立されているとは言えません。
-
学ぶ場所がない
歯学部や歯科衛生学科でも十分な介護の口腔ケアの講義は確立されておらず、当然介護・看護関係者が口腔ケアを学べる環境はほとんどありません。
-
あくまで歯科医師が中心
実際の介護現場では、日々ケアを行う介護者・看護者・歯科衛生士目線での口腔ケアが求められていますが、まだまだ歯科医師が中心となっている現状があります。
これらの課題を解決し、
現場に「正しい口腔ケア」を
届けるために
クロスケアデンタル 4つの取り組み
-
1
介護業界における誤嚥性肺炎を防ぐ
口腔ケアの定義・手法の確立 -
2
誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトの導入
及び推進支援 -
3
口腔ケアセミナーの実施による
「段階的な学びの場」の提供 -
4
歯科衛生士等による介護者への技術指導
ゼロプロ式
口腔ケアの特徴
週に2回、たったの5分〜で結果が出ます!
- 歯科関係者でなくても、週2回のゼロプロ式口腔ケアを実施すれば、どなたでも結果を出せます。
- 所要時間は5〜10分で手順も簡単なため、忙しい介護現場においても少ないご負担で実践できます。
- 口腔ケアの手順や施設での取り組み方法が確立されているため、再現性があります。
ゼロプロ式のメカニズム
ブラッシングによる効果
ブラッシングによって
口内をキレイにする
汚れの誤嚥が減る
リハビリによる効果
マッサージとリハビリによって
飲み込む力と唾液分泌量を向上させる
嚥下(飲み込む)が
うまくできるようになる
誤嚥性肺炎の
リスクが軽減
ゼロプロ導入による実際の成果
特別養護老人ホーム
マナハウス様(福岡)の例
※対象期間:H29.4月〜H30.3月、特別養護老人ホームマナハウス実施結果より
誤嚥性肺炎プロジェクト参加
4施設の実績結果
ゼロプロは、 介護の現場から大きな ソーシャルインパクトを 生み出します。
- 健康寿命
の増加 - 職員の
やりがい - 施設収入
の増加 - 医療費
の削減
- 医療費削減
- 介護現場の改善
- 関わる人の活躍する場の創出
ゼロプロのサービス詳細
以下の商品・サービスについて、当社より施設様へご提供致します。
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Materials
資材
-
System
システム
-
Supprt
サポートサービス
職員向けセミナー
- 施設職員の方向けのセミナーを行います。(相互実習含む)
- 参加施設様向けにオンラインで定期開催をしており、繰り返し何度でもご参加頂けます。
- 初級、中級、上級コースのステップアップも用意しており、最終的には自施設内でゼロプロ式口腔ケアを教えられる体制構築を目指します。
定期的な口腔機能評価の実施
- 当社所属の歯科医師、歯科衛生士を中心に原則3ヶ月に一度、施設入所者さま全員のお口の中をチェックします。結果については、施設全体の状況とお一人ずつの詳細に分けてご報告させて頂きます。オンラインでの評価も行えるため、感染症対策の上でも実施ができます。
口腔ケア記録システム(Yorisoi)
- 「誰が、いつ、どなたに対して口腔ケアを実施したのか」を記録するためのシステムです。IT機器に苦手意識がある方でも簡単に扱える設計となっております。
- 本システム内で、ゼロプロ式口腔ケアの実技復習動画の視聴が可能です。
- セミナーの受講後も、現場でリアルタイムでの手技の確認ができます。
口腔ケア実技確認テスト
- ゼロプロ式口腔ケアの手技を確実に習得して頂くため、確認試験を行います。(お一人あたり15分)
- オンラインにての実施となりますので、全国どこからでもご参加頂けます。
医療統計学を用いた分析およびフィードバック
- 本プロジェクトにご参加頂いている施設様から得られた各種データに関して、医療統計学を用いて解析し、傾向と対策の共有を行います。
料金
初期導入費用
スタートセット:ご利用者さまお一人につき施設様向け標準価格¥2,900(税別)
※歯ブラシ、歯磨き粉、舌クリーナー、マッサージジェル(各1本ずつ)、スポンジブラシ×10 本付のセット
月額サポート費用
※上記は定員70名の施設を基準に算出しています。実際の料金は施設規模により異なります。
※ご契約は年間契約とさせて頂いております。
※施設様のご状況に合わせて複数のプランがございますので、詳しくはお問合せください。
ゼロプロ参加施設
協力歯科一覧
参加施設の声
継続して取り組むことにより、介護職の専門性の確立や医療費の削減につながります
この業界って、「今やっている形から違う形になる」、「付け加えられる」ということを嫌うんですよね。今までやっていなかったことへの抵抗感から、できない理由を考える傾向になってしまい導入するのは大変でした。それでも続けられているのは、利用者さんの口臭が減ったり、唾液が出やすくなったりという小さな成功体験を積み、自分たちがやっていることの意味、効果を実感できているからではないかと思います。
慣れて当たり前になってくると、今度は我流になってきます。それを防ぐために一年に一回講習を受けて初心にかえる機会をつくることも、継続につながると考えています。外部の人に入ってもらって、自分たちがしていることをチェックしてもらうのはすごく大きいです。
適切な口腔ケアをおこなうには、歯科衛生士さんだけでは限界があると思っています。「口腔ケアをしてもらう」のではなく、職員に「指導をしてもらう」という体制が、この誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトの要になってくるのではないでしょうか。
そして身についたスキルにより「介護の力で命を守る」ことが介護職の専門性を上げることにつながり、さらには社会的地位の向上、所得の向上へと発展していくのではないかと考えています。入院が増えると施設の収入は減り、医療費がかかります。うちの施設だけではなく介護業界全体で取り組むことにより、社会全体の医療費を下げ、その分を介護にまわしてほしいと強く思います。
日常生活の一部である口腔ケアで全身の状態を改善できるということに衝撃を受けました
瀧内先生の誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトに関するお話で、「日常生活の中の口腔ケアに、理論に基づいた技術を取り入れる」という取り組みに衝撃を受けたのを覚えています。
導入するにあたって、職員さんがどの程度習得できるか、定着できるかが課題だと考えていました。その点についてはコアスタッフを作ったことと、アプリで見える化できたのが良かったと思っています。また、それまでは口腔ケアで使用する道具が各自でバラバラでした。それらを統一できたのも、技術のレベルを揃えるために重要であったのではないかと思います。
それまでも、口腔ケアが大切であるということはわかっていました。知識として持っているだけではなく実際に取り組んでみて、入院日数の減少などにより実感を持てたことも定着につながったのではないでしょうか。
介護報酬の改定があったり、重度化の防止や自立支援介護の推進という世の中の流れがあったりすることにより、全身状態を良くすることが重要視されています。その一翼を担うであろう口腔ケアが強みになるように、今後も継続していく必要があると考えています。改善できるという実感があるので、寝たきりや重度化をしていく方々をそのままにしたくありません。「入院者を一人も出さない」という目標があります。口腔ケアのスキルをはじめとして介護専門職としての自信をもった人材が集まる施設にしたいと思っています。
誤嚥性肺炎ゼロを目指す「介護職員のおこなう口腔ケア」で、入居者様の心身の健康を守りたい
誤嚥性肺炎をなくすこと、食事を美味しく食べていただくこと、健康に過ごしていただくことを目的に、法人全体の取り組みとして誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトを導入しました。ユニットごとに口腔ケアのタイミングを決めて取り組むことを試みましたが、どうしても業務負担が増えるイメージが強かったのは事実ですね。口腔ケア委員会で助言を貰いながら、徐々に一日の流れに組み込んでいくかたちをとりました。
実践してみて、誤嚥性肺炎が少なくなりましたね。OHATという口腔環境の評価指標を取り入れているのですが、点数の変化により、頑張っているユニットはとくに、良くなっていることを実感できているようです。以前よりも職員が入居者様の口の中の状態を把握しやすくなっているのは大きな変化だと思います。入居者様自身の「口の中がすっきりした」などの声が、職員のモチベーションに繋がっている感覚もありますね。
それまでも、自己流の口腔ケアをおこなっていましたが、ゼロプロの導入で工程がわかりやすくなったと感じています。清潔さを保てるということはもちろん、飲み込みがよくなったり咀嚼がうまくできるようになったりすると気分も明るくなり、健康へとつながるという実感があります。口腔ケアの重要性を再認識しましたね。「介護職員のおこなう口腔ケア」を通して、理想とする入居者様の元気なお姿に近づくためのお手伝いができたらと思って、日々取り組んでいます。
誤嚥性肺炎が減るだけじゃない、口腔内の変化に気付いて生活の質の向上を
誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトを導入するまでは、ご自分で口腔ケアができない方のみ、スタッフが介入していました。ご自身でできる入居者様に対しては、義歯の破損の確認程度だったんです。そのような状況下だったこともあり、スタッフによる口腔ケアへの拒否が強いのではないか、実施の時間帯はどうするのか、定着できるのか等の不安がありました。
口腔ケア委員会で、「拒否の強い方に対しては、こういうふうにしたら良いのではないか」という意見交換をしたり、歯科衛生士さんのアドバイスを貰ったりしました。定着に向けてちゃんと口腔ケアを実施する時間帯を決め、きちんと完了したのか入力をしました。ただの入力漏れなのか、忘れていたのか、お互いに声掛けをすることも意識しましたね。義歯の有無など口腔内の状況はそれぞれ違うので、入居者様ごとに使う道具を表で視覚化するということも取り入れました。
徹底して取り組んだ結果、口臭が改善されたり食事がしっかりとれるようになったりしたんです。口腔内の異常に気が付くのも早くなりましたね。それまでは「なぜこの方は食事がとれていないのか」理由が曖昧なこともあったのですが、今では「ここに口内炎があったから食事が難しかったんだ」と気付くことができます。スタッフの口腔ケアに対する意識が高まったと感じています。食事がしっかりとれるようになると生活の質の向上につながるので、これからも継続していきたいですね。
ゼロプロ導入の流れ
お問い合わせ
全ての介護現場における誤嚥性肺炎を本気でゼロにしたい。
その想いから、徹底的に介護の現場に寄り添える方法を追求しています。
ご検討いただいた結果、「やっぱり今は難しい」でも全く問題ありません。
少しでもご興味を持っていただけた方は、お気軽にお尋ねください